いびきは病気のサイン?
皆さんこんにちは。
奈良富雄の「西奈良メディカルクリニック」です。
「いびきがうるさい!」と家族や友人から言われたことはありませんか?
いびきは寝ている間のことなので、本人に自覚がないことがほとんどです。
また、一人で寝ている場合には誰にも迷惑をかけることもないため、大して気にかけない人も多いのではないでしょうか。
しかし、いびきが病気のサインとなっている場合もあります。
とくに問題となっているのが「睡眠時無呼吸症候群」です。
これは睡眠時に無呼吸状態となってしまうもので、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす場合もあります。
一度ご自分のいびきをチェックしてみましょう。
以下に当てはまる項目があるか、確認してみましょう。
- 「睡眠中に呼吸が止まっていた」と指摘されたことがある
- 日中強い眠気に襲われる
- 注意力が散漫になる
- いくら寝ても疲れが残っている
- 夜、何度もトイレに起きる
- 若い頃より体重が増えて、顔つきが変わったと言われる
- メタボリックシンドロームの傾向がある
当てはまる項目が多い場合、いびきがひどい可能性があります。
いびきのために「睡眠時無呼吸症候群」となっているかは、検査で分かります。
検査には、病院で装置をお渡しし、ご自宅で就寝時に装着して行う簡易検査と、簡易検査で問題が見られた場に、1泊入院で行う精密検査があります。
これらの検査で「睡眠時無呼吸症候群」と診断された場合、当院ではマウスピースを装着して行う治療と、「CPAP」という治療があります。
「CPAP」とは、内科で行う治療法で、現在国内外でもっとも普及している治療方法です。
睡眠時に鼻にマスクを装着して空気を送り込み、気道に圧力をかけます。
圧力によって気道を広げることで、睡眠時の呼吸の空気の流れを確保することができます。
「CPAP」の装置は保険適用でレンタルできますので、ご自宅で装着して治療することができます。
いびきの原因は、睡眠時無呼吸症候群のほかにも鼻の病気が原因だったり、睡眠時無呼吸症候群によって脳卒中を起こしている場合もあります。
いずれも検査で分かりますので、たかが「いびき」と軽視せず、早めの受診をおすすめします。
当院ではさまざまな診療科で対応しておりますので、一度ご相談ください。